犬の皮膚は弱酸性
前回、記述したとおり、犬や猫は全身汗をかいています。(体温調整のためではありません)
なぜ、汗をかくのでしょうか?
それは皮膚を守るためとフェロモンなど自己特有のニオイを出すためです。
ここでは皮膚を守ることを説明します。![]()
毛穴から脂質やタンパク質などを多く含む汗と、皮脂腺から出てくる分泌物が混ざり合って、毛穴や皮膚に皮脂膜を作って細菌の繁殖を防ぎ、異物の侵入を防ぎ、乾燥を防いでくれます。
この皮膚や毛穴を守るものをアシッドマントルといい、正常なとき、弱酸性(pH4.5~pH5.5)になります。この皮脂膜が弱酸性である理由は、
角質層の分解物であるアミノ酸、皮脂中に含まれる遊離脂肪酸、汗の中の乳酸などが酸性である為です。
以上のことから犬の皮膚は弱酸性になります。
また、人間の皮膚、哺乳類の皮膚も同じように正常なときは弱酸性(pH4.5~pH5.5)になります。何よりもこの状態にある時、皮膚はキリリと引き締まり「健康で美しい」状態になります。
ところが紫外線や様々な化粧品(シャンプーなどを含む)、空気に含まれる様々なものにより変質し、その結果、細菌による分解(腐敗)も起こってきて、pHが弱酸性から中性、アルカリ性へと変化してしまいます。
弱酸性⇒アルカリ性に変わると何が起きるのでしょうか?
それは次の機会に。
【補足】
pH(ペーハー)とはこちら
pH7.0=中性 pH7.0<アルカリ性 pH7.0>酸性