楽しかった中部トリミング委員会自主研修
1月14日(水)中部トリミング委員会が主催する自主研修会に行ってきました。行ってきたといっても私はトリマーではないので、商品説明のために行ってきたのですが、個人的にセミナーマニアで、犬関係を含め、その他のセミナーも大好きで、仕事をしながら、とてもよい勉強をさせていただきました。
今回はそのセミナーの一部をレポートしようと思います。
司会は中部トリミング委員会委員長の大村敏記さん。前日にイタリアのショーから帰ったばかりですぐにこのセミナー。なんともタフな人です。
ちなみにイタリアでは2日連荘でBISを取ってきたそうです。さすが世界の大村さん。

そして大村さんの隣でマイクを持っているのが今回のメイン講師:中島かおるさんです。警察犬訓練士見習い、ドッグショーアシスタント、アニマルプロ見習いを経験して、現在サンディエゴでKM Dog Groomingを経営。
日本@5K(キツイ・汚い・厳しい・給料が安い・休日が少ない)
米国@時給2000?3000円も可能
米国はコミッション制なので、やったらやった分だけもらえる。だからやる気もでるし、指名のお客様を取るために向上心もある。月収50万以上稼ぐこともできる高収入です。
※これは私も賛成である。しかし、人間関係が悪くなることがあるので、オーナーの管理が大切ですね。
アメリカではいろんなセミナーが沢山ある。犬に関するセミナーもさることながら、人間関係、儲け方セミナー、セミナーをうまく受けるためのセミナーなんかもある。
ちょっと変わったセミナーでウェットカットセミナーというのがあった。バリカンをかけるときには、ぬれている状態のほうが皮膚のためには◎。なぜか?人間がヒゲ剃りのときにシェービングクリームを塗るのと同じ考え方。
※おもしろいですね。理屈はわかります。バリカン負けしやすい子で試してみる価値はありそう。
シニアドッグセミナー
サンディエゴでは大手のお店では10歳以上は訴えられる可能性があるから、受けつかないお店が増えた。
ストレスがたまりやすいので2日に分けてやる。1日目は洗って半乾きで返す。飼い主さんには30分ほどお店で待ってもらう。飼い主さんができるなら、洗って乾かしてから連れてきてもらう。このような感じでシニアプログラムを作り、お客様には一筆書いてもらうことも忘れずに。
※日本も老犬が増えてきたので、シニアプログラムはきっちりしたほうがいいですね。
犬が立ってられない⇒無理に立たせないで良い。座って抱きながらやるなど工夫して犬がリラックスできる方法を考える。大型犬の場合にはいつも寝ているベッドを持参してもらい、テーブルの上に敷いて寝かせてあげる。
爪切りを嫌がる⇒持たれるのが痛い
顔周りが嫌がる⇒歯が悪い⇒鼻まで痛い⇒獣医で治療をしながら行う⇒ちなみに洗いながらやると咬みつきにくいような気がする
ブラシ、コームをさせない老犬⇒しないほうが良い⇒手でつまんでカット⇒どうしても揃えてという飼い主さんは断る。
老犬はストレスがかかると脱水症状になりやすいので水分補給が重要です。必ず水を与てあげること。飲まない場合には口の中にスプレーしても良い。
老犬を抱えるときに咬みつく⇒内臓疾患が多い⇒おなかにタオルを巻き、できるだけゆっくり負担がかからないように抱える。
内臓疾患など、病気ではないかと疑わしいことがあっても、飼い主には下手に言わないほうが良い。⇒カリフォルニアではグルーマーが言うことは法律で禁止。
その他
◎米国は咬まない犬が多い⇒かませない⇒日本は忙しくトリミングする⇒だから咬む⇒トリマーがゆったりと落ち着いた気分でトリミングすると犬も落ち着いて寝る子もいる。
※第1部、第2部で実際に中島さんがトリミングした子は2頭とも船を漕いでました。

昔、ワンクスでトリマーさんが咬まれない為のセミナーをやったことがあるのですが、その時も同じことを勉強しました。心のゆとりとゆっくりとした動きは大切ですね。
◎お店で一度に預かれる犬の頭数は限られています。万が一、災害が起きたときに避難させることができる頭数しか扱ってはいけないそうです。州によっては法律で定められているそうです。
◎フゴーっとムセル犬は歯槽膿漏が多いという獣医がいる。
◎毛玉のある犬は預かる前にクリッパーバーンになることを伝える。何があっても責任持ちませんという書面にサインをもらう。1mmが入らない場合には万が一の時のために獣医でやってもらうことをお勧めする。
◎耳後ろのもつれはきれいにしても、あとで引掻いて傷になる⇒預かるときにできるだけ細かく説明をする。
◎ドッグサロンは洗車屋さんではなく、美容院にならなければ必要です。飼い主さんとしっかりとコミュニケーションを取ることが重要です。
◎日本は価格が安い⇒洗車屋だから下がる⇒ビューティサロンなら対価がもらえる⇒そのためにはセミナーの普及が必要⇒日本も高給取りになってほしい⇒憧れの職業になってほしい ※同感です。
◎米国では50万稼げるグルーマーがいます。1日に60頭の犬を洗う人がいるという噂もあります。ドッグサロンでグルーマー20人を使って年商1億のお店があります。あわてることなく、ゆったりと仕事をして、美容院目指してほしい。
◎米国では人間関係セミナーが流行っている。
※人間関係セミナーはワンクスでも承っております。面白いですよ。
仕事をしながらだったので、レポートはここまでです。他は技術的な内容だったので、言葉では表せません。もっと沢山の情報があったのですが、残念です。あとは写真で雰囲気を楽しんでください。

とってもかわいいカットをする先生

ショークリップが見事な先生

ワンポイントカラーの入れ方、とってもかわいかったです!2?3分でできます。

エクステンションの付け方を教えてくれる先生。専用ボンドではなくツケマツゲ用のボンドを使うと後の処理が楽だそうです。
とても勉強になる一日でした。